ガード初心者必見!バスケ(間合いのとり方②)

ガードにポジション変更した人
或いはチーム事情で騙し騙しガードをやっている人向け!
 
ガード転向者向けに知識、技術、練習法を伝えます。
 
ハンドリングもスピードもそこそこあるのにボール運びが上手くいかない。
 
明らかに、自分よりドリブルが下手なのにボール運びが上手い選手。なぜ?
 
そんな疑問が生じたら今回解説する間合いのとり方を参考にしてみて下さい
 
【間合いを取る】     
イメージとしては
 
・詰めて来たら抜く
・詰められたら下がる
 
の2パターンです。
これらを念頭に置いて解説します。
 
 
 
 
 

①斜めにドリブル

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まずはボール運びですが、
間合いを保ちながらコートを斜め前に進み、
ある程度進んだら切り返しまた斜め前にドリブルで進みます。
 
緩急を付けるため、6割り程度のスピードで運びます(重要)。
 
この時、自然な形で間合いに入られる場合がありますが、
特にスピードも落ちず、
プレッシャーも掛からない様ならば、
そのままドリブルを継続し進みます。
 
 
 
 

②詰められたら下がって間合いを取る

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ボール運びの最中、
プレッシャーを感じた場合は下がります。
 
下がり方もただバックステップするのでは無く、
斜め後ろに誘うように下がります。
 
下がった時のDFの選択肢は2つです。
 
⑴着いて来ない
⑵着いてくる(詰めてくる)
 
のどちらかです。
 
 
⑴DFが着いて来ない場合
十分な間合い(スペース)が取れるので、切り返して①の「斜めにドリブル」を再開し運びます。

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⑵DFが着いて来る(詰めて来る)場合
重心が前になっているので簡単に抜けます。

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③詰めて来たら抜く

これは色んな場面で応用出来るのでもう少し解説します。
 
ボール運びの最中、
DFが間合いを詰めようと重心を前に移動させた瞬間を狙い8割りのスピードで抜きます。
 
ポイントとしては、
前述した視野の置き方を参考にボヤっとDFの全体を捉えます。
 
そうする事で、なんとなーく相手の重心移動が分かります。
 
詰められる前に抜くのがポイントです。
 
 
ここで10割のスピードを出さないのは、不足の事態に対応するためです。
 
全力スピードを出すと視野が狭くなるうえ、
止められると体勢がくずれるので、
あまり良い事がありません。
 
DFの重心移動を狙って抜くので6割→8割のスピード緩急だけで十分抜く事ができます。
 
8割りのスピードなので、すぐに追いつかれます。
 
ですので、私は半歩だけ抜いて、DFの体勢を崩すだけに留めています。
 
 
また、相手DFが先回りして来る時は、
 
スピードを6割→0割(止まる)にするのも有効的です。

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これらを2、3回繰り返せばプレッシャーは掛けてこなくなるし、
何より省エネに繋がります。
 
わざわざ、全力で走らずとも
本来の目的であるボール運びが達成できるうえ、
 
勝負所で完全に抜き去る!
 
という選択肢も残しているので、
だいぶゆとりが生まれます。
 
ガードがゆとりを見せる事で
チームに安心感をもたらし、
良いチームOFへと繋がります。
 

④体の向き

最後に、少し難しのですが、体の向きについて解説します。
体の向きはDFと正対(細かく言えば、リングに正対ですが、DFと正対の方がイメージが付きやすい)します。
 
メリット
 
・全体の視野が確保される
・DFからしたらどこに抜いてくるのか分かりづらく、守りづらい。
 
です。
 
 
デメリット
 
・ドリブルしている逆の手でガードが出来ないのでカットされやすい。
です。
 
デメリットを補うために、十分な間合いをとる事が必須となります。
 
そのため、詰めて来たら抜くぞ!!
 
という攻め気を常に相手DFに見せつけなければなりません。
 
バッといきなり姿勢を低くするだけでも有効的です。
 
正対するのが難しければ、
 
①~③を実行するだけでもかなりボールが運べるので実践してみて下さい。
 
 
 

⑤最後に

 
私自信、いくらドリブルの練習をしても、
ダッシュ力を身に付けても一向にボール運びが上達しませんでした。
 
ある選手の一言で間合いを取る事を意識し始めてからは、
徐々に運べるようになりました。
 
意識1つで上手くなる事を実感し、
本能だけでやっていたバスケットの考えを改めるきっかけともなりました。