ガード初心者必見!バスケ(間合いのとり方①)

ガードにポジション変更した人
或いはチーム事情で騙し騙しガードをやっている人向け!

ガード転向者向けに知識、技術、練習法を伝えます。


ガードの大切な役割の1つに安定したボール運びがあります。
相手を抜き去る事では無く、
いかにミスを無くしスムーズにボールを運べるかが重要になります。

もちろん、ボール運びながら相手を抜き去る事ができればチャンスが広がります。
しかし、相手もバカでは無いので、一試合を通じてそう何回も抜けるものではありません。
プレッシャーの掛け方も、変化を付けてきます。

どんな状況でも毎回安定してボールを運べれば、
本来持っているチームのOF力を十二分に引き出す事ができます



そして、安定してボール運ぶために
間合いを取る事がとても重要となります。

今回は、前回の目線の置き方に引き続き、
間合いのとり方について解説します。



①間合いの重要性

なぜ間合いを取るか!?
私がボール運びで最も意識するスキルの1つです。

なぜ間合いを取る必要があるかというと、
当たり前の事ですが、
ある程度のDFとの距離があればカットされないからです。

DFのプレッシャーの掛け方の1つとして、
体を密着させる方法があります。

DFに密着される事で、スピードが奪われ、
スムーズなボール運びが阻害されます。
至近距離のプレッシャーのため、ミスを誘発され
ボールをカットされる可能もあります。

ガードのボール運びのリズムが崩れる事で
全体のOFのリズムも崩れます。

言い換えると、OFは間合いを取る事で、
プレッシャー無く、スムーズなボール運びができ、
テンポの良いチームOFが作れます。

また、間合いを取る事と、前述した視野の置く位置を工夫するだけで
DFの動き出しがよく分かり、逆を付くことも、先手をとる事も可能になります。

視野の置く位置と間合いを取る事はセットで活用すると何倍もの効果を発揮します


②どのくらいの間合いが必要か?

間合いの距離感は人それぞれだし、
相手DFの能力にも異なります。

私はドリブルしながら反対の腕を伸ばし
相手に触れないぐらいの間合いを常にキープする事を意識しています。

上級者になってくると、ほんの一瞬、
数十センチの間合いがあれば十分というバケモノもいます。

また、空手経験者だとこの間合いのとり方が
上手いという話を聞いた事があります。

空手の組手だと相手との距離感が重要になってくるので、
自然と身に付くかもしれませんが、
バスケのボール運びで間合いが必要なんて考えた事もありませんでした。
なので、急に間合いを取れ!!
と言われても無理な話だと思います。

なので、常に練習では意識して間合いを取り、
試合では無意識で出来るようにしておきたいものです。
意識する事で徐々に感覚が掴めてきます。



間合いのとり方の具体的な方法は次回、解説したいと思います

ガード初心者必見!バスケ(間合いのとり方②) - gu-gugu’s blog

③まとめ

私が思う、ボール運びで1番重要だと思う技術は間合いを取る事だと思います。
ボール運びで沢山の選択肢がある中で、
最終的には自分1人の力で運べるという自信と技術が、
チームからの信頼や安定したオフェンスに繋がると考えます。

チームにはそれぞれ得意なオフェンスパターンというものが存在します。
センターにボールを入れ、リターンパスをシュート、
ひたすらエースにボールを集め、スクリーンを掛ける等。

1試合で何回その得意パターンを作れるかでチームのオフェンス力が変わります。
安定したボール運びはその得意パターンを作るための、
言わば準備段階となります。
準備段階でごたごたすると本来持っているチームのオフェンス力が半減します。

なかなか評価されにくいガードですが、
丁寧なボール運びを続ける事で、
いつの間にかそのチームには無くてはならない存在になってきます

ボール運びが上手く行かない方は意識1つで変わる
目線の置き方と間合いのとり方を実践してみて下さい。